暮ラシノユトリ舎の鈴木るる子です。
毎日お掃除用のウェットシート1枚分だけやる「ちょこっと拭き」の意外な効果。
昨日の記事の続きです。
よく混同されるのですが、片づけと掃除は全く別の種類の作業です。
片づけはモノを捨てたり分類したり適切に収納したりする作業で、掃除は汚れやホコリを取り除く作業。
漠然と「きれいな部屋」という言い方をしがちですが、整った部屋のことなのか、清潔な部屋のことなのか曖昧です。
順番で言えば、まずは片づけが先。
モノが雑然と置かれていたら、汚れを取ろうとしても、いちいちモノをどけながらやらなくてはなりませんし、第一汚れ自体ろくに目に入りません。
掃除の前提として、片づけがある程度できていることが必要なのです。
ただ片づけと掃除が無関係かと言ったら、もちろんそんなことはありません。
片づけが進むと、今まで気にならなかった汚れに目が向いて掃除をしたくなります。
そして「ちょこっと拭き」をしているうちに、逆もあるんだ!と気づきました。
掃除をしていると、片づけがしたくなる
という効果。
したくなるというより、自然に片づけをやってしまうのです。
ここ何日か食器棚の棚板を一段ずつ拭いているのですが、それこそお皿をどけながらの作業になりますよね。
去年は1年かけて2000個のモノを処分しましたし、今年も6月くらいまで毎月100個を目安に捨てていました。
それでだいぶモノは減ってきたはずなのですが、それでも拭き掃除をしていると、モノをどけるたびにチラッと頭をよぎるのです。
これ、本当に掃除のたびにどかす手間をかけてまで取っておく必要があるモノなのかな?って。
必要だと思うから取ってあるのですが、拭き掃除のたびに何度も同じ問いを繰り返しているうちに、答えが変わるかもしれませんよね。
実際に「これはもういいや」と自然に思えて、掃除しながら何枚かお皿を捨てたりしてます。
モノを持つということは、管理のための手間がかかるということ。
掃除のたびにそのことを突きつけられたら、モノの持ち方にも影響が出てきそうです。
掃除することで、気がついたらモノと向き合うようにも仕向けられていくのですねえ。
ということは、前の方で片づけの方が掃除より先と書きましたが、掃除が先でもいいのかも?
どっちでもいいから、とにかく動きを作るのはすごく大事です。
手探りでも渋々でも、一歩進むと違う景色が見えてきます。
きれいになった部屋でおやつタイム♪