暮ラシノユトリ舎の鈴木るる子です。
今日ちょっと面白いことがありました。
中一の娘が、朝ごはんを食べ終わった後、食器を下げずにゴロゴロしていました。
私は自分の分だけサッと洗い、家事をしていました。
「自分の食べたお皿を下げて洗ってね」
促しましたが、「ええー?」とかなんとか言って、動こうとしません。
何度か声をかけているうちに、私は内心イライラ。
中学生にもなって、どういうつもりなんだろう。
また私に洗わせるつもり?
第一すぐに下げなかったから、私は自分の分を洗っちゃったんだし。
考えれば考えるほど釈然としません。
が、その時とっさにひらめいた考えがありました。
私は娘にこう言いました。
「うん、わかった。それじゃあね、洗わなくていいよ。
そのかわり、今からお母さんが言う言葉を繰り返して言ってみて。言うだけでいいから」
娘「え?言うだけでいいの?」
私「そう。言うだけでいいよ」
『お母さんが私に、自分の使ったお皿を洗うようにと言いました』」
警戒しながらも、娘、リピート。
娘「…お母さんが私に自分の使ったお皿を洗うように言いました」
私「『でも、私は、』
はいっその先は自分で考えて言って。何でもいいよ」
私が言ったのはこれだけです。
すると何が起こったと思います?
娘が突然立ち上がって、お皿を下げて自分で洗い始めました!
あまりの効果に私の方が驚きました。
どうしてこうなったかわかります?(^.^)
娘は内心、自分はダラダラしながら、親に食器を洗わせることに引け目を感じていたんです。
それでもついラクをしたくて、あわよくば私に洗ってもらいたいな…と思っていた。
で、その状態を客観的に言葉にしようとしたら、途端に恥ずかしくなったんだと思います。
いつも使えるかはわかりませんが、このワザは覚えておこうと思いました。