暮ラシノユトリ舎の鈴木るる子です。
今年は、2ヵ月に1回はアートに触れる機会を作る!というのを緩やかな目標にしています。
映画を観たり、美術展に行ったり。
今月はお友だちにつき合ってもらって、根津美術館に行ってきました。
表参道駅から徒歩10分。
二人とも行き当たりばったりモード全開で、渋谷から歩きかけたり、思い直してバスに乗ったりしていたので、よくわからないルートでたどり着きました。
お友だちのGoogle Mapのおかげで無事にたどり着いた時には、思わず路上で2人で拍手!
根津美術館はこんな場所。
展示内容以前に、もう美術館全体が空間として素敵でした。
開催されていたのは中国の陶磁器の展覧会。
正直、特に興味があって行ったわけではないのであまり期待していなかったのですが、これがまあ面白いの何の。
そのまま食卓に出して使いたいようなシンプルでセンスのよい陶器の食器がいろいろありました。
これってすごいことですよ。
だってものによっては紀元前だったりするんですから。
そのまま使いたいと思うようなのは、13世紀くらいのが多かったように思いますが、それにしても古いですよね。
色合いもきれいだし、形が可愛らしくて親しみが持てる。
そうかと思えば、大ぶりの青銅器は、ちょっと不思議な宇宙的雰囲気。
表面に刻まれた記号のような模様は、古代の人からのメッセージ?と目を凝らしてしまいました。
なぜかジブリの世界を彷彿とさせるような雰囲気もあり(巨神兵っぽかったり)。
いやそれは逆で、こういう青銅器が宮崎駿さんにインスピレーションを与えたなんてこともあったのかもしれない。
というわけで、期待していなかったわりに本当にワクワクしながら鑑賞できました。
その後は美術館の敷地内にあるカフェでサンドイッチのランチをいただいたのですが、このお店がまた何とも言えず洗練されていました。
ガラス張りの大きな窓のすぐ横の席に案内してもらえたので、まるで木立の中で食事しているみたい。
これ、席についたまま撮ったんですが、まるで外にいるみたいでしょ。
建物の中を見渡しても、余計なものがなくてスッキリして、でも無機質ではない。
さすが美術館併設だけのことはある、高い美意識を感じるお店でした。
空間の演出という意味で勉強になりました。
その後庭園を散策したのですが、都会とは思えない深い緑。
そして・・・やっぱりここも雰囲気が不思議なのです。
私、ジブリが好きなのでつい何でも重ねてしまうんですが、千と千尋の冒頭に出てくる、異界への入口のような。
写真を撮るのを自粛してしまうような何かがあり、そのおかげで写真は一枚もありません。
つくづく感じたのは、思い切って普段行かない場所に出かけて行くと、予想を超えた経験ができるということ。
まあ美術展くらいで大げさなんですが「機会があったらいつか」程度の気持ちでいると、なかなか行けないのも事実。
これからもこういう機会を作って、よい時間を過ごせたらなと思っています。
心地よい空間に身を置くことは、自分にとっての心地よさを知るためのレッスンでもあります^^。
付き合ってくれたお友だちには本当に感謝です。
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