3月になりましたね。
日も長くなってきたし、今日なんかはずいぶん暖かかったです。
あちこちで梅も咲いています。
先週夫が「来週は仕事の予定がスカスカだ!(大丈夫か?)一日梅見にでも行こう」と言い出しまして。
昨日青梅の「吉野梅郷」というところへ行ってきました。
夫婦でのお出かけは、何年ぶりだろうというくらい、久しぶりでした。
ちなみに中学生の娘は、期末テストの最終日~。
その祟りでもないのでしょうが、なぜかたまたま昨日だけ土砂降りの雨でした。
雨の中、途中でお蕎麦屋さんなど寄りつつ、「青梅梅の公園」に着きましたが、人っ子一人いません。
警備のおじさんがポツンと立っていました。
もともと都内有数の梅の名所として知られる吉野梅郷ですが、実は2016年にはなんと全伐採されてしまったらしいのです。
原因は梅ウイルスに感染したこと。
むごい~😭
沈静化するまで新たに植えることもできず、2017年にやっと再植樹を始めたらしく、園内にはまだまだ小さい木がポツポツ植わってるだけ。
うーむ。
しかも雨。
丘を登って園内を見渡しては見たけれど、正直テンション低めでトボトボ帰途につきました。
それでも帰りに和菓子屋さん兼甘味処でいただいた羊羹と温かいお茶が、冷え切った体にありがたかったです。
梅の公園が元に戻るには10年くらいかかりそう。
すると帰り道で夫が言いました。
また10年後に見に来よう。
…そうか!そういう楽しみ方もありますよね。
今植わってる梅の木たちは、赤ちゃんかせいぜい幼稚園の年少さんくらい。
これからスクスク成長して、立派な青年になり、大人になっていくのを見守ればいいのか。
思えばインスタントなものは、どうしてもその場限りになりがちですよね。
待つ楽しみ。
ましてや植物の成長を見守るなんて最上級の楽しみに属するかもしれません。
不本意なものや、完成度の低いものに出会った時、今の姿だけを見るのではなく、未来の可能性に想いを向けられたら素敵ですよね。
あ。
これまさに子育てにも活かせる視点かも~~。
子どもの至らない部分にばかりつい目を向けてしまうけど、まだ見ぬ未来の姿を信じて待てるようになれたらいいな。
うん。きっとそれが最上の楽しみ。
今のところ「言うは易く…」だけれども、そんな風に見守っていきたいです。
梅も子どもも。