暮ラシノユトリ舎の鈴木るる子です。
夏休みの自分の宿題として、家の中で気になっていた3ヶ所の片づけをしようと思いました。
満足できる程度にできたのは結局1ヶ所だけだったのですが、そのおかげで生活に大きな変化が出ました。
片づけたのは和室です。
自分の家でありながら、実は使いにくい部屋でした。
昭和な造りの家なので、床の間に掛け軸と亀の置き物が。
捨てるわけにもいかず、他に置き場所もないという類のものが集まってしまう部屋でもあるのです
亡くなった両親の写真が飾ってあるのもこの部屋。
両親なので、別に怖いわけではないけれど、たとえばこの部屋で寝るのはどうも気が進まない、というような位置づけだったのです。
ところがその部屋をきれいに片づけてみたら、思いのほか快適な場所になり、あれ?という感じ。
何も置いていないテーブルにノートパソコンを持ち込みブログを書いていたら、小6娘が宿題を持って押しかけてきたり。
娘のお友だちが遊びにきた時も、そこで過ごすようになったり。
夏休みの間、そうやってこの部屋を使う機会が増えたら、不思議と心理的な抵抗感が薄れました。
そして遂には、ここに布団敷いて寝てみようかな?と思いつきました。
子ども部屋の隣なので、適度に気配も感じられてちょうどよい感じなのです。
実際寝てみたら別に怖くなかったし(笑)
そのうち娘まで、布団持参で追いかけてきて、最近は一緒に和室で寝るようになりました。
そうしたらね、眠りが深くなりました。二人とも!
それまでは娘は子ども部屋で寝ていて、私にも同じ部屋で寝てほしがるのだけれど、私は狭苦しくて寝心地悪い。
時にはリビングで寝ることもありました。
一方娘は私が子ども部屋の居心地が悪いと思っていることを知っているので、夜中にいなくなるのではないかと、眠っていても落ち着かない。
どちらにとっても安眠できる環境ではなかったのです。
和室は広いし、床の間の電気だけつければ、程よい明るさで、娘が寝ても私は本ぐらい読めるし、娘も安心して眠れます。
ずーっとあった部屋なのに、活かし切れなくて、なんともったいないことをしていたんだろうと思います。
片づけたら、自分も家族も全く違う行動パターンを取るようになりました。
狙ったわけではなく、思いもかけないような結果が自然についてきたというのが面白いなと思います。
和室の窓からベランダを見ていたら、そうだ、ここもきれいにして植物でも置こうかしら?なんていう気も出てきました。
同じ場所なのに、全く違う場所に思えてきて新鮮!
変わりばえしない日々に退屈を感じる時は、とりあえずお片づけしてみるのがオススメです。
思いがけない何かを発見できる可能性大ですよ。
それが何かはわからないけど、だから面白いとも言えます。