片づけペースメーカー鈴木るる子です。
食べ物を扱った絵本は数多くありますが、この絵本は一見そういうジャンル分けとは無関係に思えます。
いわしくん。
いわしくん
菅原 たくや
短い絵本だし、字も大きくて、2、3歳の子どもにも読み聞かせできると思います。
でも…深いんです。
他の生き物の命をいただいて私たちが生きているという事実を、これほど端的に、象徴的に、優しく、明るく、伝えてくれる絵本があるなんて。
日本の海で生まれたいわしくん。 自由に泳いでいますが、お話が始まってすぐにつかまってしまいます。
運ばれて、パックに詰められて、並べて売られ、そして。
絵もとてもシンプルなんですが、読み終わった後、いわしくんの丸くて可愛い目が、いつまでもいつまでも心に残ります。
食育に活用できるとは言っても、直接的な内容ではないので、子どもがいきなり全部理解できるわけではないと思います。
ただ絵本として楽しんでもらえるだけでいいと思います。
それよりむしろ大人の心にずっしりと来るかな~。
図書館などで見かけたら是非手に取っていただきたい1冊です。
最後のページが印象的なので、先に見てしまうことのないように、1ページ目から大切にめくって下さいまし。
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小学校か中学生の頃まで、牛・豚・鶏が大きなトラックでお肉になるために運ばれて行くのを、時おり見ていました。
母に、食肉にされるために運ばれていることを教えられ、何とも複雑でした。
最近は輸送方法が変わったのか、一般道を運ばれてゆくところを見ることはなくなってしまいました。
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>としそうママさん
貴重なお話をありがとうございます。
それは子ども心に複雑だったでしょうね。
私たちは、今そういう情報から
あまりにも切り離されたところで
暮らしてしまっていますね。
感謝して、いただくこと。
忘れないようにしたいと思います。