数年前までの私。

自分の心地よさのために何かを選んで買うという発想がありませんでした。

タオルも食器も、実家から持ってきたものや家にたまたまあったものをそのまま使っているだけ。

自分がそれを気に入っているかどうかなんて、考えもしませんでした。

だからある店で、お茶碗に一目惚れして、思い切って買った時はドキドキしました。

(この写真はお気に入り茶碗2代目)

でもそのお茶碗でご飯を食べると、毎食毎食が嬉しいんです。

それまでは自分の使っているお茶碗を気に止めることもなかったくらいなので、それは新鮮な発見でした。

その後、気に入った柄のタオルを店で見かけ、特に数が足りないわけではなかったけれど、買ってみました!

それもやっぱり正解で、使うたびに「可愛いなあ😍」とテンションが上がる。

私、もともとちょっとストイックというか、物に過大な期待を置かないタイプだったので、その時初めて「モノの持つプラスの力」に気づいたかもしれません。

それから少しずつ練習して、できるだけ納得のいくモノを選ぶ習慣を身につけてきました。

急いでいて、間に合わせで買ってしまう時もありますが、少なくともそのことについて無自覚ではなくなりました。

そんなわけで、今使っているものたちはそれなりに選んで買ったものが多く、テキトーにその辺にあるから使うということはだいぶ減ったはずだったのですが…

お風呂上がりに髪をタオルドライするためのタオルだけは、めちゃくちゃいい加減でした。

親戚の家から何かの加減で回ってきたネコのキャラのタオル。

それから温泉旅館でもらってきたキッズ用の小ぶりのタオル。

こちらもキャラ付きです。

…でも可愛くないの。

どっちも。

なのに、コンパクトな大きさと薄さがちょうどよくて、何年も何年も違和感を持ちながら使い続けてしまいました。

最近になってやっと、買い替えたいと本気で思い、探し始めました。

タオルなんてどこにでも売ってるけれど、案外苦戦。

ネックとなったのが厚さでした。

センスがいいな、素敵だなと思うようなタオルは、ふかふかで厚手だったりすることが多くて。

髪が濡れたまま頭全体をくるんだりするので、どうしてもある程度の薄さが必要なのです。

出先でタオル売り場があればこまめにチェックしていましたが、ついに見つけました!

というか、灯台下暗しという結論だったんです。

このMOKUというブランド(?)のタオル。

ずいぶん前にお友だちから色違いをプレゼントされました。

手ざわりがシャリっとして気持ちよく、何より薄手でとても扱いやすいのです。

とても気に入ったのに、使い道が思いつかなくて中途半端に引き出しに入れたままでした。

店頭で偶然このシリーズのタオルを見つけて飛びつきかけ、「ん?これうちにあるじゃなーい?」

1枚だけ買い足して、家にあるのと合わせて今は2枚体制でやってます。

思った通りスゴーーク気持ちよいです。

乾きやすいから枚数はそれほど必要ないけれど、あと1枚くらいはあってもいいかも。

もうね、今までとは大違いなわけですよ。

髪を乾かすたびに無意識に感じていたモヤモヤ(マイナス)が、快適さや喜び(プラス)に置き換わったのですから。

古い方のタオルは、使い捨て布としてもうしばらくお世話になり、サヨナラすることになると思います。

さて先ほど、身の回りのモノはほとんどお気に入りなの~♬くらいの勢いで書いてしまいましたが、本当はちょっとアヤシイです。

今回のタオルはあまりにも好みと違っていたので、違和感ありまくりでしたが、気づかずに使い続けているものもいろいろあるはずなんです。

感覚を研ぎ澄まし、もっと心地よく暮らすために何を取り入れたらいいか、時折り見つめ直せたらいいですよね!

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