片づけペースメーカー鈴木るる子です。
『おりこうなアニカ』という絵本を読んでいて、愕然としたことがありました。
おりこうなアニカ (世界傑作絵本シリーズ・スウェーデンの絵本)
エルサ ベスコフ
いなかの家で暮らすアニカという5歳くらいの女の子が、お手伝いでめうしの世話をするお話なのですが、最初の方のページにアニカの持っているおもちゃのことが出てきます。
(アニカは)おばあちゃんがクリスマスのプレゼントにぬってくれたぞうさんや、おかあさんがつくってくれたおにんぎょう、それにおとうさんがつくってくれたちいさなくるまなどをもっています。
え、それだけ
挿絵もこんな具合。
「など」となっているので、その他にも少しは持っているのかもしれませんが、何と何を持っているかアニカはもちろん全部わかっていて、大切にしているはずです。
オモチャ箱の底に、飽きて忘れられてしまったオモチャが押し込められているなんてことは決してないでしょう。
スウェーデンの絵本作家エルザ・ベスコフ(1874-1953)の作品です。
あふれるようにモノが与えられ、子どもにモノの大切さを教えるのに四苦八苦する今の時代とはあまりに違います。
そこまでさかのぼらなくても、私も自分が子どもの頃使っていたオモチャは大体「あれと、あれと、あれと・・・」という感じで覚えています。
以前にも紹介したことのある、『少しの手間できれいに暮らす』という本の一節に大きくうなずいてしまいました。
著者デニーズ・スコフィールドさんの、自分自身の子ども時代の思い出の品は、全部合わせても洋服箱1つ分だったそうです。
それで子どもにも同じくらいの大きさの箱を用意したのですが、長男が幼稚園の初日に持ち帰ったものだけで箱がいっぱいになったというのです。
そうなんですよねー。幼稚園からドサッと持ち帰る物の量、ハンパじゃありません。
昔は少ないモノでどうやって楽しむかという知恵が必要だったけれど、今はまた別の種類の知恵を働かせなければならないのですね。
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あ、リンク。
2週間前図書館から借りて読んでいました。
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>相模原市中央区の女性整体師 Lomiさん
あ、どっちの本ですか?
アニカの方かな?
ベスコフの絵本はほのぼのしているけれど、
しっかり地に足のついた子どもたちが出てきて
とてもよいですよね!
楽しい偶然でした。
知らせて下さってありがとう~♪