暮ラシノユトリ舎お片づけ担当の鈴木るる子です。
何日か断捨離作業を続けてみて気づいたことがあります。
さんざん迷った挙句に、エイッといくつかのモノを捨ててみても、見た感じ何も変わってない気がする。
ましてや「ゆる片づけ」は15分でおしまいですから、「えーもう終わりなの?何も進んでないのに」なんて思ってしまいます。
モノってその場に根を下ろしてしまうと存在感を消しません?
掘り起こしてみると、思っていたよりずっと多くのモノが空間に押し込まれていることに気づくことが多いです。
そうすると捨てても捨てても、キリがないような気がしてやる気をなくしそうになるんですよね。
でもね、それって現実をきちんと見られていないのが原因なんです。
現実を把握するのって実は簡単なことではありません。
狭い収納庫にも、こんなにたくさんのモノが押し込まれていた。気づかなかった。
ここには想像と現実との間のギャップがあります。
そして逆に「こんなに捨てても何も変わらない」と思ってしまうのも錯覚です。
これも実際は、捨てたらその数の分だけモノは減っているのに、それを実感できていないだけのことなのです。
1つでもモノを捨てた以上、ほんのわずかでも進んでいるのは事実なのです。
ではどうすれば「捨てた分だけは進んだ」という現実を見ることができるんでしょう。
これはケースバイケースですが、コツは存在します。
多少強引でもいいから、自分なりに区切りをつけること。
たとえば私は今、小さ目の段ボールや靴の空き箱に仮に入れてある本を、分類・処分している最中です。
まだまだ混沌としていますし、正直ここで数冊程度思い切って断捨離してもな~…と思わないでもないです。
でも、たとえば箱Aと箱Bから、それぞれ処分する本を間引きしたら、両方の箱に隙間ができます。
そうしたら箱Bの本をAに移してしまって、Bを空にします。
ほら、1箱空いた!
…ってことにしてしまうんです。
限られた15分の中で、多少無理があっても「これこれこういう成果があった」というふうに持っていくんです。
片づけ途中の混沌状態のモノたちをひとまとめにして「この山、昨日より小さくなっている」と確認する、なんていうのも有効です。
そうすれば、ちゃんと進んでいることを実感しながらお片づけや断捨離を進めることができます。
とにかく見える化ですよ~^^。
暑いので無理せず、少しずつ区切りながら、頑張りましょうね。
『るる子流魔法のお片づけマニュアル』では、このあたりのことについてもいろいろ説明しています。
夏の間にお片づけ始めたい方はぜひお手に取ってみて下さい(と言いたいところですが、電子書籍…)。
るる子流魔法のお片づけマニュアル入門編: 1人でできる「ゆる片づけ」&「ぷち片づけ」レッスンノート
鈴木るる子