暮ラシノユトリ舎の鈴木るる子です。
今年の4月にスタートした電力自由化。
あちこちでいろいろな情報を目にするものの、気持ちの上ではスルーしていました。
消費者として賢くありたいという思いは常にあるけれど、生活が複雑になるのはイヤ。
さらに我が家では夫が私に輪をかけて、お得情報に踊らされて面倒な目に合うのを嫌うタイプなのです。
なので電力会社についても、必要性を感じたら検討することがあるかもしれない…程度の気持ちでした。
先週の話になりますが、「ENEOSでんき」主催の電気代節約の方法を教えてもらえるセミナーにお誘いをいただき、参加してきました。
コマーシャルでよく見かけるこの方が!
ツーショットも勧められたのですが、ちょっと勇気が出なくて(笑)やめておきました。
エネゴリくんというんですね。あ、講師はエネゴリくんではありませんよ。
電力の自由化についてわかりやすく説明をしていただき、それぞれの家庭で電気代がどれくらい節約になるのか、その場でシミュレーションタイムもありました。
我が家の今年の8月の電気代は12,609円(多いですか?^^;)。
ENEOSに切り替えると、年間で11,324円安くなるという結果が出ました。
8月といえば一番電気代が高い時期。
その1ヶ月分の料金がほぼ浮くという計算になります。
こちらのリンクからシミュレーションすることができます♪
⇒ENEOS電気料金シミュレーター
そうは言っても、切り替えが面倒なのではないかとか、供給が不安定だったらどうしよう?などの疑問がいろいろ。
そのあたりもセミナーの中で詳しく説明いただきましたが、まず切り替え手続きは拍子抜けするほど簡単。
切り替え工事も不要で、電気メーターの交換にだけは来られるそうですが、費用もかからず立会いも不要なんですって。
さらに東電との解約手続きもENEOSに代行していただけるとのこと。
要は申し込みがすんだらあとは放っておくだけで、いつのまにか切り替えが終了している感じらしいです。
また、電力の供給が不安定で、ENEOS契約者だけ停電するなんてことはないの?という疑問もありましたが、仕組み上そういうことはないそうなんです。
電力を川の流れにたとえると、各社が発電した電気が混在して流れるというイメージ。
そして送電は既存の電力会社が一手に引き受けているので、どこか一社だけ停電するというようなことはないんですね。
もちろん、災害などで停電する可能性はありますが、それはどこの電力会社を使っていても同じ。
ENEOSがカバーするのは、関東一円だけなのですが、新電力と呼ばれる会社がいろいろありますので、お住まいの地域で調べてみて下さい。
私自身、電力の自由化についてはあまり詳しくもなかったのですが、別の視点から考えてみると、電力を1社だけで独占している社会ってあまり健全ではないなと思います。
たとえば原発に反対だとしても、電力会社を選べなければ、その一社の方針によって自分たちが使える電気の種類も左右されてしまいます。
そういう意味でも、電力会社を消費者が選べる状況ってとても望ましいことだと思うのです。
社会が風通しよくなる。
ちなみにENEOSでんきは独自の発電施設を持っているのがポイントです。
発電方法は火力発電が中心で、再生可能エネルギーへの転換にも取り組んでいるとのことでした。
これまで無頓着だった電気のことについて、考える機会が得られてよかったと思っています。